媽祖様の道教神名は「天妃」。別名、天后、天上聖母とも呼ばれます。原名は林默娘。宋代の960年に福建莆田湄州嶼生まれ。生まれてから長い間言葉を話さなかったのでこの名がつけられたと言います。年少の頃より聡明で、道人に出遭い"玄微真法"を授かります。成人してから"天書"に至り、頗る神異が具わり、変化に通暁し、病を治し人を救い、当地の人の厚い信頼を受けます。《三教捜神大全》の記載によると、林默娘は、家の中で布を織っている時に、突然めまいに襲われ、元神が出神し、海上で遭難している4人の兄達を救護しようとしました。父母はそのことを知らず揺り動かして覚醒させてしまい、その結果、うち三人を救出。この出来事は、林默娘の名声を轟かせます。ただ彼女は嫁ぐことなく、30歳近くに家人に別れを告げ、自ら舟を漕いで海へと漕ぎだし帰ることはありませんでした。林默娘は、生前人々に大変良いことをしたので皆彼女を懐かしがり、湄州嶼で成仙登天したとし、987年に島上に記念廟を建立します節ごとに祭祀をし、女馬祖廟と呼ばれます。媽祖とは、福建の方言で、娘娘(にゃんにゃん:皇后、女神)という意味です。彼女はいつも朱色の衣を着ていて、海上の雲に遊び、災難にあった漁民や商人などを救うといいます。天候、健康、縁結びなど多くの霊験があるといわれ、今日、中国、台湾などで非常に多くの信仰を集めています。台湾では、約700箇所の廟に祀られているほど人気の高い女神さまです。
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