金気が、先月から次第に強まってきていますね。この8・9月(申月、酉月)の世間の動きは見逃せません。それを肌身に感じられた事件は、島田紳助さんの突然の引退でした。
タレントの島田紳助さんは現在55歳。四柱推命では、生時が分からないものの、日干庚のおそらく身強だと仮定。寅木と卯木が用神です。なぜかというと、彼にとっては、申金や酉金の時期に、凶の現象が表出しているからです。
日 月 年
庚 辛 丙
寅 卯 申
<大運>
54 44 34 24 14 4
丁 丙 乙 甲 癸 壬
酉 申 未 午 巳 辰
44歳からの丙申の大運中、甲申年甲戌月丁丑日に、吉本興業のマネージャーを殴ってケガをさせる事件(2004年10月25日)を起こしています。この時、紳助さんは48歳でした。
申の大運の申年で、用神寅をダブルで冲剋。戌月、丑日で土気を強め、日干の庚金はますます強まり、身強がすぎて、暴力事件が起こりました。
54歳からは丁酉の大運に入り、大運地支の酉は、用神卯を冲剋します。この用神である卯は、命式の月支にあたり、自分自身の中核部に打撃を受けることになります。
2011年8月23日、暴力団幹部との親密交際が発覚したことから、記者会見をして芸能界を引退しました。(辛卯年丙申月庚戌日の夜、緊急会見でした)
2011年は、卯年で木気がもっとも強い年なはずなのですが、年干に辛が載っているために、辛金の現象が噴き出した形になりました。この辛は、彼の命式の年柱の丙火を合去してしまいます。丙(偏官)は、彼の義理堅さや親分肌な性格、礼儀といった「社会性」を象徴していたのですが、これが流年の辛金に取られることにより、社会的に有用な機能を失ってしまいました。
つまり、2011年8月は、彼の命式の寅木・卯木の「財」の働き、丙火の「官殺」の働きを、いっぺんに失うことになってしまったのです。時柱はわかりませんが、財・官を取られることは、身強の命式の持ち主にとっては大打撃といえます。
良い働きをしている大運の天干の丁火も、2012年(壬辰年)は、流年の天干の壬水で合去されるので、さらに社会的な面子を失ってしまう年になってしまいそうです。
やはり、身強の命式が、強くなりすぎた時の問題点としては、力に任せた解決の仕方を好むようになります。やがて、社会の裏の世界になじむようになり、やがてそれら助けを得るようにもなる、という点は見落とせません。
身強になりすぎて、財を剋すことがあったとしても、丙火(偏官)、丁火(正官)がしっかりと働いていていれば、社会で有用な逸材となり、表の社会で活躍することは可能なわけです。
2013年(癸巳年)からは、火気が旺じてきますから、紳助さんの素晴らしい才能を、また、世のため人のために生かしてほしいものです。